遠征禁止にするか迷ったらしい【異界のお客様編#39(おまけその2)】

遠征禁止にするか迷ったらしい【異界のお客様編#39(おまけその2)】

ゼージスが息子と部屋でのんびりしていると、ラゼルが笑顔でワープしてきた。

「破壊神倒してきたよ〜!」

言っていることもそうだが、左前腕の傷が真っ先に目に入った総長。

「これはどうしたんだ!?何があったんだ!!!

余程のことがない限り怪我なんてしないはずなんだが!?」

「あったんだよ!余程のことが!!!」

とても暇で、ずっと部屋でゴロゴロして過ごしていて、ラゼルの視界の映像なんて1秒も見ていなかった…らしい。

総長が左前腕から手を離すと、ラゼルはだらんと下に降ろした。

力を入れても入れてなくても痛むらしい。

ラゼルが怪我をしているところを見たことがない総長は、

傷口周辺が魔力エネルギーで赤く染まり、剥き出しになった中身にドン引き。

そりゃそうじゃん、機械なんだから!!!

当の本人すら、体の構造はわからず、変形する仕組みもわからないけど。

とりあえずその後、ヘクスレブラに行って腕の傷は直してもらえた。

 

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